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【ISBN】 |
978-4-7538-0315-6 |
【著者】 |
永田生慈 著 |
【価格】 |
定価4,180円 (本体3,800円+税) |
【発行】 |
9月下旬発売予定 |
【仕様】 |
257×172mm/298頁 |
【分類】 |
浮世絵・版画/作品集 |
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葛飾北斎による数多くの画業の中でも、絵手本類(イラストの描き方テキスト)の存在は重要視されています。本シリーズでは、人物・風俗・風景から動物・草木・虫魚に至るまで、さまざまな切り口で描き方を紹介した木版本を集大成。収録作品の底本には大変貴重な選りすぐりの木版本を用い、高精細スキャナーにより、彩色摺本(カラーの木版本)・墨摺本(モノクロの木版本)ともに繊細でシャープな描線の再現に成功しました。また、北斎による各絵手本中の本文を解読した「読み下し文」に加え、書誌、書影、袋を収録。今後の北斎研究にとって必要不可欠な基本資料となること間違いなしです! シリーズ第4弾は武者絵特集!北斎は約70年におよぶ作画生活の中で、和漢(日本と中国)の故事古典に登場する武者、英雄、豪傑といった人物画を数多く描いています。本書に収録されている『絵本和漢誉』は、版面の随所に精妙に薄墨が用いられた、繊細かつ豪快な迫力ある画面が魅力。続く『忠義水滸伝画本』では、当時人気コンテンツのひとつであった「水滸伝」に登場する110余人のヒーロー達が、縦横無尽に描き出される躍動感にあふれた1冊です。また、『和漢絵本魁』は、北斎晩年期の典型的な武者絵像。画中、北斎自身によって開陳される画論も面白く、彼の絵師たるこだわりを垣間見ることができるでしょう。稀覯書『絵本武蔵鐙』は上下2冊を収載。いずれも入念な作画、北斎らしい特徴的な人物描写を楽しめます。各絵手本中に書かれた本文を解読した「読み下し文」を収録。さらに書誌・書影・袋を掲載し、巻末論文には「北斎の絵本・絵手本の袋に関して」を収録しました。
目次凡例絵本和漢誉(えほんわかんのほまれ)忠義水滸伝画本(ちゅうぎすいこでんえほん)和漢絵本魁(わかんえほんさきがけ)絵本武蔵鐙(えほんむさしあぶみ) |
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